関節鏡を使った手術は、関節の表面を削って平らにし、軟骨の破片などの刺激で炎症が起こる事による痛みの発生を防ぎます。
術後は痛みが緩和され、股関節が動かしやすくなるのですが、この手術は股関節の形の異常を直すわけではありません。
故に、状況によっては症状が再発する恐れがあります。
この手術は全身麻酔の上で行ないます。
股関節の周辺の皮膚に1㎝程度の孔を3つ開け、関節鏡(内視鏡)を入れます。
関節内がモニターに映るので、それを観察しながら、関節軟骨の表面の骨を削り平らにします。
手術時間は3時間程度。傷跡も小さく目立ちにくいです。
体への負担も少なく入院期間も1~3週間程。
他の手術法に比べ短いです。